レンズ選びに正解はない。だが、なぜか”正解”を追い求めてしまう。
今回は、「Eマウントレンズ」に関する記事です。
私は、現在SONYの「α7C」とFUJIFILMの「X-S10」と「X100V」を愛用しているガジェットオタクです。

以前はSONY「α6000」を使っていて、1年ほど前にフルサイズの 「α7C」 にステップアップしました。
カメラを使っていく中で、特にいつも悩むのが「レンズ選び」です。

広角?標準?望遠?
単焦点?ズーム?
特にSONYは他のメーカーと違い、APS-C用とフルサイズ用でレンズが共有できる「Eマウント」という最強のセンサーを持ち合わせています。
その分、余計にユーザーを悩ませるわけなのです。
- Eマウントのレンズ選びに悩んでいる
- 次にどんなEマウントレンズを買おうか迷っている
- APS-C用とフルサイズ用、どちらのレンズを買えばいいかわからない初心者の方
- 単焦点レンズとズームレンズどちらを選ぶべきか(シーン別)
- APS-C用レンズを選ぶときの注意点
- 単焦点レンズでもズームができる裏ワザ紹介
- 「E16-55mmF2.8G」と「FE24mmF1.4GM」の写真作例
今回は色々なレンズを買ったときの印象や買う際の注意点も書いていきます。
カメラに関する記事はこちらもどうぞ。




単焦点とズーム、どちらを選ぶべきか


選ぶレンズが単焦点レンズなのか標準レンズなのかで基準が変わってきます。
それぞれメリット・デメリットがあるので簡潔にまとめておきますね。
メリット | デメリット | 用途例 | |
単焦点レンズ | ・コンパクト ・良くボケる | ・ズームできない | 作品作り |
ズームレンズ | ・ズームできる | ・でかくて重くなりがち ・単焦点よりボケない | 旅行 |
作品作り(Instagramへの投稿なども含む)のときは、単焦点レンズでボケ味を活かした写真を撮りたくなります。
旅行のときは、パシャパシャと気軽に何枚も撮りたいのでズームレンズの登場が多くなります。
今までに使っていたEマウントレンズたち
私もこれまでにレンズ選びに悩みながら今までに色々なEマウントレンズを買ってきました。
レンズ(購入順) | センサー | 価格 (当時参考) | ||
①SIGMA Art 30mm F2.8 DN | APS-C用 | 単焦点 | 14,892円 | 売却済 |
②SONY Sonnar T* 24mm F1.8 ZA | APS-C用 | 単焦点 | 52,703円 | 売却済 |
③SONY E 16-55mm F2.8 | APS-C用 | ズーム | 136,178円 | 売却済 |
④TAMRON 28-75mm F2.8 | APS-C用 | ズーム | 70,779円 | 売却済 |
⑤ZEISS Batis 2/25 | フルサイズ用 | 単焦点 | 106,700円 | 売却済 |
⑥SONY FE 28-60mm F4-5.6 | フルサイズ用 | ズーム | 35,000円 | |
⑦SONY FE 24mm GM F1.4 | フルサイズ用 | 単焦点 | 168,000円 |
今回は、その中で最もオススメできるEマウントレンズ「E16-55mmF2.8G」と「FE24mmF1.4GM」を紹介します。
初心者は気をつけろ!APS-C用レンズの焦点距離の罠
早めの段階ですが、APS-C用レンズを買う際の注意点を述べておきます。



いきなり注意点かよ!
と思う方もいるかも知れませんが、ここが大事なのです。
かくいう私もその罠(初歩的ミス)に引っかかった男なのです。
APS-C用レンズを買う際は、焦点距離を頭の中で「35mm換算に変換して」購入する必要があります。
SONYの場合は1.5倍にかけ算しなければいけません。
これはどういうことなのか、例えば、さきほど紹介した APS-C用のレンズでいうと
レンズ(購入順) | APS-C表記 | 35mm換算(変更後) |
①SIGMA Art 30mm F2.8 DN | 30mm | 45mm |
②SONY Sonnar T* 24mm F1.8 ZA | 24mm | 36mm |
③SONY E 16-55mm F2.8 | 16-55mm | 24-82.5mm |
④TAMRON 28-75mm F2.8 | 28-75mm | 42-112.5mm |
と、このように頭の中で35mm換算に変換して購入する必要があります。
私が失敗したのは、「①SIGMA Art 30mm F2.8 DN」を買ったとき。
「あれ?広角レンズを買ったつもりなのに、焦点距離30mmってこんなに画角が狭いの?」と不思議に思っていたのが懐かしいです。
実際に買ったのは「35mm換算の焦点距離は45mmなので、中望遠よりの標準域」になりますよね。
特にAPS-C用のEマウントレンズを買う際は注意してください。
裏技!スーパー35mmモード!



焦点距離で迷うのが面倒ってことはやっぱり「ズームレンズ」が無難かな~
と思ったそこのあなた。なんと、「α7C」には単焦点レンズでもズームできる設定があります。
それが[スーパー35mmモード]です。
焦点距離を1.5倍にしてくれる機能です。もちろんどのレンズも可能。
しかも[全画素超解像ズーム]または[デジタルズーム]を使うとさらに1.5倍以上にズームできます。
というわけで、α7Cなどのカメラの場合は単焦点レンズでもズームできてしまうのです。
※画素数などは設定によって下がります



え…機能はすごいけど、そんなん余計に選ぶの悩むやつやん…
【作例】私が選ぶベストEマウントレンズ
これらを踏まえた上で、私が最もオススメできるEマウントレンズ「E16-55mmF2.8G」と「FE24mmF1.4GM」の作例を紹介します。
ベストEマウントレンズ(APS-C編)E 16-55mm F2.8
私が選ぶベスト・オブEマウントレンズ(APS-C編) は「③E 16-55mm F2.8」です。
やはり、APS-C用のレンズであれば標準ズームがオススメ。
ボケはそれなりに、軽いので機動力重視です。
個人的にはこのレンズの色味がとても好きでした。




ベストEマウントレンズ(フルサイズ編) EF 24mm GM F1.4


私が選ぶベスト・オブEマウントレンズ(フルサイズ編) は「⑦EF 24mm GM F1.4」です。
王道のGMレンズです。
こちらは一度、⑤ZEISS Batis 2/25(焦点距離25mm、F2.0)と比較したのですが、やはりF1.4の凄みには勝てませんでした。
一番驚いたのは、暗所に入ったときの描写力です。
肉眼では暗くて見えない、電気を消した状態でもくっきり見えます。


まとめ
いかがだったでしょうか。
レンズ選びに正解はない。だが、なぜか”正解”を追い求めてしまう。
と、冒頭で言いいながら、”私なりの正解”を提示してみたのですが、もちろんこれは一例です。
他のGMレンズももちろん捨てがたいですし、人によっても好みが分かれるところです。
そういう風に、試行錯誤しながら、自分のお気に入りレンズを見つけて、一緒に旅行などにつれていく相棒にしましょう!
それでは今日もグッドライフを!