街なかでは旅行用にカメラを持ち歩く人が最近増えていますね。
せっかくの旅行なので「スマホより良い写真が撮れるカメラが欲しい」なんて思うときはありませんか?
そんなスマホからの次のステップに興味のある人におすすめするカメラが「FUJIFILM X-S10」です。
今回はプロカメラマンや大手ガジェット企業には書けない素人ユーザー目線で「X-S10」をおすすめする理由を紹介します。
- ミラーレスカメラに興味がある
- FUJIFILMのカメラが気になっている
- X-S10を買おうかどうか迷っている
このような悩みを抱えている人ならぜひ見ていって欲しい!という内容を詰め込みました。
- X-S10の魅力とは?
- X-S10の良くない点は?
- X-S10のレンズキットはどれを買えばいい?
YouTubeの動画もありますので、よければどうぞ。
同じFUJIFILMのカメラ「X100V」に関する記事も書いていますので、よければそちらもどうぞ。
私の他のガジェットリストはこちらです。
X100Vと比較したYouTube動画もあります!
それでは、「X-S10」についてその魅力を紹介していきます。
FUJIFILM X-S10ってどんなカメラ?
まず、ざっくりとしたスペックを紹介しておきます。
X-S10のスペック(本ブログ調べ)要点のみ
2020年11月発売
撮像素子:APS-C 23.5mm×15.6mm CMOS4
画素数 :2610万画素(有効画素)
撮影感度 標準:ISO160~12800
拡張:ISO80、100、125、25600、51200
液晶モニター:3インチ 104万ドット
ファインダー倍率:0.62 倍
スロット:シングルスロット
防塵防滴:なし
タッチパネル:あり
バリアングル式液晶:あり
幅x高さx奥行き:126×85.1×65.4 mm
重量:415 g
5軸手ブレ補正:あり
【購入動機】なぜX-S10を買ったのか
まず、なぜ私が色々あるカメラの中で、X-S10を買ったのかについて説明します。
現在私は、FUJIFILMのX100Vを持っていて、さらにSONYのα7Cというフルサイズミラーレスカメラも持っていました。
そんな私が、なぜAPS-Cセンサーの「X-S10」が気になったのか。
その理由が3つあります。
- 「動画を撮りたい」という欲が湧いてきたこと
- X100Vの画作りが気に入っていた
- X-S10の手ブレ補正機能が良いと聞いた
次に、実際に買ってみてどうだったかを説明します。
良かったところと悪かったところを素直に書いていきます。
購入してみて良かった点
マップカメラさんで中古美品が出ていたのでそちらを購入させていただきました。ありがとうございます。
(中古美品には箱がついていない場合があるのですね。全然問題ないのですが、少し驚きました。)
ここからは「FUJIFILMのX-S10」を少し触ってみた感想を話します。
軽いのは正義
私は、以前SONYのα6000からα7Cに移行しています。
いったんはAPS-Cからフルサイズに行った私が、なぜまたAPS-Cセンターのカメラに戻ってきたか。
それは、やはりカメラやレンズが軽いと身軽に持ち出せるからです。
SONYのα7Cもほかのフルサイズセンサーのカメラと比べるとめちゃくちゃ軽いのですが、
フルサイズのレンズは大きくて重くて、あまりいいものに巡り会えずにいます。
そのうち、わたしのような素人が写真を撮る分には、APS-Cで十分なのではないかと思えてくるようになりました。
フルサイズとAPS-Cの比較記事はこちら。
無骨なフォルムがカッコいい
「X-S10」のフォルムのかっこよさは何より所有感を満たしてくれます。
カメラを選ぶときの基準として持ったときの高揚感は大事だと思っています。
X100Vも気持ちを高揚させてくれる、そんなカメラです。
フジノンレンズ「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」は、見た目・質感ともにかっこよくて所有感を満たしてくれます。
フジフィルムの画作りが秀逸
3つ目は、「X100V」の絵作りが気に入っていることです。
FUJIFILMさんのカメラは撮って出しのフィルム風な表現が素晴らしいです。
フィルムシミュレーション「クラシックネガ」や「エテルナ」が使えることは何にも代えがたいです。
これは一度、FUJIFILMのカメラを使ったことがある人ならわかっていただけるでしょう。
基本、色編集などをしない素人にはとってもありがたい性能です。
手ブレ補正機能が良くてつい動画を撮りたくなる
X-S10には優秀な「手ブレ補正機能」があること、つい動画をONにしてしまいます。
私自身は、旅行などに行った際は、いつも旅行先で動画を撮っておいています。
そして帰ってきたあと、自分で動画編集して、自作の動画アルバムとして保存しておくのを習慣にしています。
最近YouTubeでもVLOGというスタイルが流行っていますが、私もiPhoneなどのスマホの映像ではなくて、ミラーレスカメラで映像を収めておきたくなったのです。
自粛期間で、家にいる時間が増えたことも影響していると思います。
α7Cもバリアングル液晶搭載で動画撮影に良いのですが、「手ブレ補正機能」がイマイチで、レンズも重いものが多く、持ち歩くには以前から少し抵抗感がありました。
カスタムボタンがダイヤルにあるのは実は良い
X-S10にはカスタムボタンが少なくて、カスタム設定を割り当てるボタンが限られています。
わたしも最初カスタム設定をしたのですが、実は「X-S10」にはカスタム設定を呼び出せるボタンがありません。
そんな馬鹿なことがあるのか…と思われるかもしれませんが、実は上の写真で分かるように、カスタム設定はダイヤルに割り当てられています。
ダイヤルのC1、C2、C3、C4と記載されているところです。
なんか面倒だなと思ったのですが、意外とこのダイヤル使いまわしがわたしにはぴったりで気に入っています。
また、初心者向けにフィルムシミュレーションにも左側にダイヤルが割り振られているのですが、これも案外使い勝手は悪くないです。
購入してみて良くなかった点
使ってみて「良くなかった点」も3つほど紹介しておきます。
コントロールスティックが使いづらい
上の写真の背景モニターの右上付近にある「コントロールスティック」が使いづらいです。
回せるわけではなく、十字キーのように使うのですが、小さくて使いづらいです。
ファインダーがカメラの中央にある
X-S10はファインダーがカメラの真ん中にあります。
覗くと顔(鼻のあたり)が背面ディスプレイに当たるときがあります。
ファインダーが左上に付いているものに慣れていると戸惑うかもしれません。
暗所に弱い
これはAPS-Cのカメラなので当たり前なのですが、暗い場所での撮影には向きません。
フルサイズカメラと比較すると暗いときの写真のザラつきや解像度は劣ります。
X-S10を購入する際のレンズキットの選び方
最後に、X-S10を購入する際のレンズキットの選び方を紹介しておきます。
X-S10には以下の4つの販売セットがあります。
- ボディ単体
- 「XC15-45mm F3.5-5.6 OIS PZ」が付属したレンズキット
- 「XC15-45mm F3.5-5.6 OIS PZ」と「XC50-230mm F4.5-6.7 OIS II」が付属したダブルズームレンズキット
- 「XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS」が付属したレンズキット
この中で、私が一番おすすめで、実際に購入したのは「4.XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS」のレンズキットです。
XFシリーズは評判も良いので、これ一本あればVLOGスタイルもバッチリです。
「XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS」の描写力はキットレンズとは思えないくらいだと評判です。
まとめ 「FUJIFILM X-S10」 は最強
いくつか不満点はありますが、現段階では「X-S10」は大満足のカメラになっています。
色々、カメラを試行錯誤した結果、
「クラシックネガ」の入ったコンパクトな「APS-Cセンサー」のミラーレス一眼買えば良くね?
と考えて、その時期にちょうど発売されて間もなかった「FUJIFILM X-S10」に飛びつきました。
飛びついたとは言ったもののこれを選んで本当に満足しています。
動画も高水準で撮れるので、今後は写真だけではなく動画の方も捗りそうです。
X-S10を持っていれば、動画を取る機会も自然に増える気がします。
良いカメラがあれば、そのカメラを持ち出したくなって、動画も撮りたくなると思います。
FUJIFILMはカメラのデザインは、そのカメラを持ち出す魅力を教えてくれたカメラです。
「カメラを持ち出すことが写真を取る理由」になってもいいと思います。
(FUJIFILMの広報の人がそんなようなことを言っていました。)
それでは、今日もグッドライフを!